目標を決めよう
さて、このページを読んでいるということは、あなたはおそらく株式投資を始めたいと思っているのでしょう。株式投資を始めるにあたって、まずはじめに目標を立てることをおすすめします。
貯金や預金をはじめ、外貨や金、不動産投資、国債、投資信託などなど、株以外の選択肢もいっぱいあります。
その中で株式投資をするのは本当に妥当かどうか、自分の投資目的と照らし合わせて今一度考えてみましょう。まず、あなたの人生設計をある程度明確にすることが必要です。
何歳まで生きるかはわからないにしても、何歳で結婚するのか、子供は何人くらい作るのか、親はいつまで元気なのか、マイホームはいつ買うのか、何歳まで現役で働き続けるのか、などなど人生の計画を立て、それに見合った投資を行う必要があります。
ちまたでは、誰でも簡単に株で×億円、といった類の本が溢れていますが、もちろんそんなうまい話はありません。たしかに簡単に儲かることもありますが、一歩間違えれば大損してしまう可能性を秘めているのが株式投資です。
よく言われるように、株式投資を行うのであれば、自分の人生に必須ではない、いわゆる余裕資金で行うべきです。間違っても生活費をつぎ込むようなことはしてはいけません。そんなことをしていては、すぐに人生が破綻してしまいます。
自分の年収と支出を考えれば、株にいくら投資できるかというのはある程度決まってくると思います。その金額をもとに、無理のない範囲で、自分なりの目標を立てましょう。
例えば、50歳までには何千万円にしてマイホームを買うぞとか、老後のために60までに3億は貯めようとか、40までに5億にして早期リタイアしてやるとか、自分の好きな目標を立ててください。
その期限と金額が決まれば、目標とする投資リターンが計算できます。つまり一年で何%の収益が必要か、というのが求まるわけです。もしそれが50%とかいう数字であれば、それは目標が高すぎます。仕事でもっと稼げるように努力して下さい。
逆に1%とか2%とかいう数字であれば、それは株式投資をするまでもありません。おそらくあなたは普通に生活をしていてもお金が貯まっていく人種です。
貯金とか国債とか、もっと安全な投資先を考えて見てください。
あたり前のことですが、株式投資には元本割れのリスクがあります。つまり、自分の資産が減ってしまうわけです。銀行に預金しておけば、少なくとも減ることはないわけで、株を買うというのはそれだけでかなり危険なことだということです。そのリスクを冒すのであれば、やはりそれに見合ったリターンを狙うべきです。
株式投資と一口に言ってもいろいろな投資戦略があり、一概には言えませんが、
大体5%から20%くらいの範囲が目標としては適切なところかと思います。
ちなみに年率20%という数字はかなりすごく、例えば今100万円を投資して、それを20%複利で30年間運用出来たとすると、2億円を越えます。50年後にはなんと90億円。このくらいあれば多分十分ですね。
このHPでは10年で2倍、つまり利回り7.2%をひとつの目安にしています。