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とある日の朝8時40分。
出勤の準備を終え、いつものように気配をチェックすると、
ソフトバンクが前日比プラス1%くらいでいい感じ。
「んー、これは上がりそうだなー。よし500株ほど成行で買ってみよう」

最近はネット証券が発達したおかげで、実に簡単に株が買えます。
証券会社のサイトにアクセスし、ボタンをいくつか押すだけで注文は終了です。
便利は便利なのですが、その一方で現実感が薄くなるというデメリットが出てきます。

冒頭の場面は少し極端ではありますが、
私が株の取り引きをするときの様子を描写したものです。

場合によってはこのように、気配を見てから3分後にはすでに注文を出して、
そのまま出勤してしまうということもあります。

例えばソフトバンクが4,000円だとすると、500株では200万円の取り引きになりますが、
その意思決定をするのに、ものの1分も考えなかったりするわけです。

スーパーで卵を買うときだって、もう少し真剣に選ぶような気がします。

これは別に私だけの現象ではなく、株取引をやっている人は、
多かれ少なかれこのようなことを経験しているのではないかと思います。

何故このように適当な判断で何百万円というお金を動かせてしまうのでしょうか?

ひとつには金銭感覚の麻痺という可能性が考えられますが、
私の場合には明らかに違います。

株式投資で何百万というお金を動かしていても、
スーパーに行けば真剣にお肉の値段を比べますし、
一駅くらいだったら地下鉄に乗らずに歩いたりもします。
タクシーなんかはお金がもったいなくて、とても乗る気になりません。

つまり現実社会での金銭感覚は至って正常、むしろややケチな方なのです。

しかし株式投資になると平気で100万単位のお金を動かしています。

このギャップの原因は現実味がないという所にあるのではないでしょうか。

株を買うお金は、実際には財布の中に入っている現金と価値は変わりませんが、
注文を出す瞬間には、証券会社のページに表示されるただの数字に過ぎないのです。

この数字を現実のお金として実感することがなかなか出来ないのです。

例えば、実際に200万の札束を持っていて、
それを証券会社の窓口に出してソフトバンクの株を買うことを想像した場合、
とても1分や2分で決心がつくとは思えません。

下手をすれば、何日か後には数十万円くらい目減りしてしまうかも知れないのです。
あーでもない、こーでもないと考えて、たっぷり一時間は悩む自信があります。

現金では買えないものがネット証券を通してだと簡単に買えてしまう。
果たしてこれはいいことなのでしょうか?よくわかりません。

ただ、そんなことを言っていては結局何も出来なくなってしまいますので、
現状での私の対策は、折に触れて現実感を取り戻す努力をする、というものです。

人間というのは環境に慣れる動物なので、何も意識をしないと、
どんどん現実感がなくなる方向へと心理が動いていってしまいます。

これが行き過ぎると危険であるのは明らかです。

たまに意識して、このギャップが広がり過ぎないように調整する必要があります。

例えば株価が下がって1日で30万円負けたとします。

そういう日には、その30万円をなるべく現実感のあるお金に頭の中で変換し、
その影響をいろいろと考えるのです。

つまり、30万あったらあんなこともこんなことも出来たのに…、と
うだうだ考えるわけです。

また逆に、給料でこれだけのお金をもらうためには、何日間働く必要があるのか、とかいった計算もしたりします。

こんなことをしばらくやっていると、いい感じで自虐的な気分になり、
次の日からしばらくは多少の現実味を持って株価を見ることが出来るようになります。

 

とにかく、現実感を失って分不相応なリスクをとることはなるべく避けたいものです。


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