レオパレス21の分析
概要
レオパレス21は賃貸マンションを全国的に展開している会社。藤原紀香のCMでおなじみです。
マンスリーレオパレスフラットというのが主力商品で、週単位や月単位で家具付きの部屋を借りることができるというシステム。もちろん建築請負もやっていて、最近ではホテル経営にも力をいれている。またグアムにリゾートを建設し、巨人軍のキャンプにも使われている。
ホームページによると、事業内容は、
- アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理及び販売
- リゾート施設 の開発・運営
- ホテル事業
- ブロードバンド通信事業
- 介護事業
- 他
となっている。
従業員数は平成17年4月1日現在で5.900名、本社は東京都中野区。
平成16年 3月に東京証券取引所市場第一部(東証一部)に上場。
平成17年 3月には管理戸数が30万を突破。
平成17年11月時点では業績は絶好調。
女子ソフトボール部が強い。
株式関係
株価の動き(Yahoo!)
2004年の3月に一部に上場して以来、
1,500円から2,000円の辺りで推移していたものの、
2005年8月から上昇。
2005年11月18日の終値は3,650円。
売買単位は100株。銘柄コードは8848。
私はJASDAQの頃から見ていますが、当時の株価は400円台。
今から思えば信じられないくらい割安に放置されていました。
PERも3倍とか4倍とか。
基本的にはずーっと持っていますが、売ったり買ったりしていたので、
平均取得価格は1,300円。
株主優待はグアムと国内にあるホテルの宿泊券。
銘柄分析
2005/11/20
平成18年3月期中間決算短信が発表されました。(2005/11/17)
11/08に業績修正が出ていたため、株価には影響がないかと思いきや、
翌日は+12%の暴騰。なんででしょうか?
減損会計(612億円)の影響で、中間期の純利益は240億円の赤字。
ぱっと見ではいい決算には見えないはずなんですが…。
多分買っているのは外国人だと思います。
ともあれ、2005/11/18現在、
PERは通期も赤字の予定のため算出できず、PBRは4.02です。
さてマンション関係の業績ですが、これは絶好調。
毎月データが公表されているので、特にサプライズはないのですが、
改めてグラフを書いてみると、すばらしく順調なことが確認できます。
棒グラフが管理戸数で、折れ線が入居率。管理戸数は線形に単調増加していますし、入居率は90%前後で安定しています。文句の付けようのない業績です。
中間期の連結売上は2,300億円、経常利益は222億円で、それぞれ10%と19%の伸び率です。純利益の方は-243億円ですが、減損会計の関係で612億円の損失を計上しているためです。またグアムの関係で、為替差益が27億円発生しているそうです。
そして、18年3月の見通しは、売上5,330億円、経常利益569億円、当期純利益-49億円で、前回発表を据え置いていますが、まず間違いなく上方修正がでるでしょう。
借金の方も順調に減っていまして、残り1,000億円ちょっと。売上が5,000億円なので、これはもう健全な状態と言っていいと思います。
次に成長率。
毎年の売上、経常利益、当期純利益をグラフにしたものを示します。売上高は左目盛り、他は右目盛りで、単位は億円。2006年の数字だけ予想値です。
こちらも順調に成長していますね。
特に2001年、マンスリーレオパレスを始めてからは結構な成長率です。
1998年から2006年までの成長率を計算すると、売上高で16%、経常利益で23%となっています。私の見通しですが、少なくとも今後5年から10年は、
この成長率を維持することが出来ると思います。
グアムのリゾートやブロードバンド事業が軌道に乗ってくれば、さらに高い成長も期待出来ます。株価もだいぶ騰がっては来ましたが、まだまだ評価不足です。
したがって、成長鈍化が見られるまではホールド、大きく下がるような事があれば買い増し、という評価に変更ありません。
2009/6/14
株価はかなり下がっていますが、私の評価には大きな変更はありません。 つまり、ストロングバイです。 2010/5/12
株価は400円台で低迷。数年前の株価に戻ってしまいました。が、業績の方はリーマン・ショックやサブプライムローンの問題を乗り切って何とか持ち直して来ました。買い推奨を継続です。 2014/12/31
株価は600円台。業績がいまいちなので割安では無くなりました。ニュートラルに格下げです。
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