リベンジ 1
うわー ソフトバンクで30万やられたー
ちくしょー 絶対に取り返してやるぞー
値上がりすると思って買った株が、意に反して値下がりしてしまうことがあります。
これは、株式投資を行っている人であれば、誰でも経験したことがあるはずです。
そんなときに、どのように考え、どのような行動を取るべきか、
という事を考えてみましょう。
まず、一番いけないのは、冷静さを失ってしまうことです。
例えば5,000円で買ったソフトバンクが、3,000円まで下がってしまったとしましょう。
このときに、冷静さを失った状態で売ったとすると、それは狼狽売りです。
その後株価がV字回復し7,000円とかになったときにはすごく後悔するでしょう。
逆に平均取得価格を下げようと買い増したとすると、それはナンピンです。
下落が止まらずに、2,000円になってしまったときにはやはり後悔するはずです。
もちろん、必ずしも悪い方向に株価が動くわけではありません。
ときにはナンピンが成功して、結果的に利益が出ることもあるでしょう。
3,000円の時点で売ったおかげで、2,000円まで下がったときに
余裕を持って買い直すことが出来るかもしれません。
しかし、それは運が良かっただけの話で、言ってみれば賭けに勝っただけです。
つまり、投資行動ではなく、ただのギャンブルになってしまっています。
結果がどうであれ、このような危険な事をしていては、
遅かれ早かれ破産に近いダメージを受けて市場を追われることになるでしょう。
株の売買をするときには常に冷静でなければなりません。
ではなぜ冷静さを失ってしまうのでしょうか?
それは5,000円であった株価が3,000円に下がってしまったという意識があるからです。
リベンジ2に続く