銘柄探し
長期投資を前提に考えれば、
銘柄を探す頻度は少なくてもいいように思います。
例えば10銘柄を保有している場合、
それぞれの銘柄を平均10年保有するとすれば、
一年にひとつくらいの新しい投資先を見つければいい計算になります。
しかし、だからといって銘柄研究を行わなくてもいいということにはなりません。
ウォーレン・バフェットやベンジャミン・グレアムといった代表的な
バリュー投資家も、常に銘柄を探し続けています。
確かに今持っている10の銘柄は、成長力もあり依然として割安で、
将来にわたって値上がりが期待できるものかも知れません。
しかし、何千もある他の銘柄の中には、
今保有しているものよりも、もっといい銘柄が隠れているのです。
したがって、どんな状況においても新しい投資対象を探す努力が必要です。
投資の専門家にとっては当たり前の話なのかも知れませんが、
我々のような素人投資家は、資金が出来てから銘柄を探してしまったりします。
これはある意味、本末転倒なことだと言えます。
投資をしたい企業があって、
その投資を行うために資金を調達するというのが
正しい姿なのではないでしょうか?
そのとき手持ちの現金がなければ、
保有している株式の中で、一番見込みがないものを売って、
新たな投資を行うというのも選択肢のひとつとなります。
利益を確定したことにより発生する税金と、
取引のための手数料を払っても元がとれるのであれば、
より有力な企業への乗り換えは随時行うべきなのです。
努力なくして成功することなどありません。
日頃から銘柄研究を怠らず、多くの割安成長株を見つけたいものです。